不当解雇とは
【解雇の要件】
労働契約法16条は、雇用期間途中の解雇について「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」は無効であると規定しています。判例は「社会通念上相当」であるといえるためには、使用者と労働者の信頼関係を破壊するような行為や犯罪や重大なハラスメントなどの懲戒事由にあたる行為、人員削減でしか回避できない重大な経営危機など、解雇で対応するのもやむを得ないといえるほどの必要性が求められます。また30日以上前に解雇を通知するなど手続き上も制限を課せられています。
これらの条件を満たさなかったり、必要な手続きを経ずに解雇がなされた場合は不当解雇にあたり、解雇は使用者の権利濫用として無効になります。
【不当解雇の争い方】
不当解雇については、解雇無効や解雇期間中の賃金支払い、損害賠償などを求めて争うことができます。争う方法としては、迅速な手続きである地位保全・解雇無効の仮処分、3回以内の審理で裁判に代わる審判や調停を労働審判、民事裁判などの手段が考えられます。
西宮駅前法律事務所では、不当解雇への対応や未払い賃金の請求など、さまざまな労働問題に対応しております。西宮、甲子園など阪神沿線にお住まいの方で、給料の未払い、職場における不当な取扱い、解雇などでお悩みの方はぜひ西宮駅前法律事務所までご相談ください。
当事務所が提供する基礎知識
-
自己破産のメリット・...
メリット①借金がなくなる自己破産で得られる最大のメリットは、借金がなくなるということです。正確に言うと、裁判官から免責を受けることによって借金の返済義務がなくなり、債権者が取り立て出来なくなるということなのですが、実質的 […]

-
遺留分侵害額請求の時...
■遺留分侵害額請求とは遺留分とは、兄弟姉妹以外の一定の相続人(遺留分権利者)について、被相続人の財産から法律上取得することが保障されている最低限の取り分のことで、被相続人の生前贈与または遺贈によっても奪われることのない相 […]

-
相続問題が訴訟に発展...
相続問題が訴訟に発展するケースは、様々なものが考えられます。 ■遺言の有効性の争い遺言は、本人が本人の意思に基づいて作成する必要があります。そのため、本人が認知症などで意思能力が十分でない場合や、他人による遺言 […]

-
遺留分と法定相続分の...
遺留分と法定相続分は異なります。 ■法定相続分とは法定相続分とは、法定相続人が、遺言によって遺産分割方法が指定されていない場合に、被相続人の遺産全体から相続する割合のことをいいます。 相続人が一人しか […]

-
個人再生
「個人再生」とは、裁判所に申し立てをして、借金を大幅に減額してもらう債務整理方法です。自己破産のようにすべての債務が免責になるわけではありませんが、減額された借金をおおむね3年かけて支払うと、残りの借金については、支払い […]

-
公正証書遺言の効力と...
公正証書遺言の効力とは ■遺言によって発生する効力公正証書遺言は、遺言の作成方法のうちのひとつです。遺言によって発生させることのできる法律上の効力は、民法上定められています。これを遺言事項といい、たとえば以下の […]

よく検索されるキーワード
-
エリアに関するキーワード
事務所概要
| 名称 | 西宮駅前法律事務所 |
|---|---|
| 所在地 | 〒662-0973 兵庫県西宮市田中町5-21 TSビル2階・3階 |
| 連絡先 | TEL:0798-36-3680 |
| 対応時間 | 平日 9:30~17:30(事前予約で時間外も対応可能) |
| 定休日 | 土・日・祝日(事前予約で休日も対応可能) |
| アクセス | 阪神電車西宮駅 徒歩1分 |